Tulsa Blues

  • 2013/09/23 15:21
  • Category: JAZZ
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カンザスの雄、Bennie Moten。
トム・ペンターガイストのお陰(?)で1920年代から30年代にかけて、カンザスはジャズの一大拠点の一つであった。当時のカンザスのバンドの頂点に位置するのは、George E.Leeのバンド、Walter DavisのBlue Devils、そして、このBennie Motenのバンドである。

とは云え、Bennie Moten以外の2つのバンドが残したレコードは数える程しかなく、現在となっては、その僅かの録音を聴くしかない。一方で、Bennie Motenは、録音の機会に恵まれ、1923年から1932年の間に多くのレコードを残している。

Scan 22

Bennie Motenの録音は、1923年から1925年はOkeh、それ以降はVictorである。
Okehに残した10曲強の録音のほうが、より好きである。
Victor録音も良い、確かに良い。しかし、Okeh録音で聴かれる、田舎バンドの持つ"泥臭さ"が、Victor録音では、かなり薄まっている感がある。

この違いは、録音場所の違い?
Okeh録音は、セント・ルイスにて行われ、Victor録音は、シカゴ、ニュー・ヨーク、ニュー・ジャージーにて行われている。それもあるかのかも?でも、時代の流れのほうが大きいのだろう。

残されたレコードのみが頼りであるが、1925,6年あたりまでの録音と1926年以降の演奏の匂いが異なっているのは、他のバンドにも見られる傾向である。

今回、アップした"Tulsa Blues"はBennie MotenのOkeh録音の典型的な演奏である。こんな演奏が、ジャズにおいては僕の大好物。

この時代に演奏された多くの音楽は宙に消えたものの、シェラックに刻まれたグルーブは音楽の鼓動を、今なお伝えてくれる。



OKEH 8184 BENNIE MOTEN'S KANSAS CIRY ORCH. - "TULSA BLUES"
Bennie Moten,p, dir/ Lammar Wright, Harry Cooper,c/ Thamon Hayes,tb/ Woody Walder,cl, ts, k effect/ Harlan Leonard,cl,as/ Sam Tall,bj/ Willie Hall,d



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